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ハナハウスに、鳥が来ました。

お久しぶりです。
春は、すぐそこですね。


最近、嬉しいことがありました。
昨年の5月から、ハナハウスの庭に巣箱を取り付けていたのですが、3月になって、シジュウカラが入り始めたんです。





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キッチンから観察しています。








シジュウカラは、3月上旬から、夫婦で時々巣箱を見に来ていました。
植えてから4年経ち、ずいぶん大きくなった、シマトネリコの木陰にあるハウスを気に入ってくれたようです。


奥さんが中に入って、部屋をチェックしている間、ご主人は少し離れたところから見守っています。
妻の、モデルハウスチェックがあまり長いと、「おい、そろそろ行くぞ!」という感じに鳴いて、妻を呼んでいました。





つい2日ほど前から、奥さんが、ふわふわした羽毛のようなものを持って、頻回に出入りするようになりました。
ここで赤ちゃんを産むことを、決めたようです。
シジュウカラは、奥さんが一人で巣作りをするらしいのですが、ご主人も必ず5メートル以内にいて、奥さんが巣に入っている間、守るように鳴いています。
ですので、鳴き声がした時にそうっと見ると、たいてい夫婦で来ています。
なんとなく、鳴き声も区別がつくようになりました。


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なかなか写らず、巣箱のみ・・。





最近気づいたのですが、ハナハウスは後ろが森ですし、バードウォッチングに最適な場所。
キッチンから、リビングから、寝室から、家にいながら鳥を見ることができます。
ウグイス(声のみ確認)、ジョウビタキ、キジ、ヒヨドリ、その他名前がわからない鳥いろいろ・・。




シジュウカラの赤ちゃんの誕生。
考えただけで嬉しくてたまりませんが、あまり大騒ぎしないように、そっと見守っていきたいと思います。
(デジカメ買ったくせに・笑)

写真が撮れました。


巣箱は、大きく成長したシマトネリコに付けました。


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シジュウカラは、実は秋ごろから物件を探しに来ているという話も。
取り付けた位置が低いので、どうかなと思いましたが、枝の間で安定していて台風でも落ちなかったので、そういうのを見ていたのかもしれません。




ご近所さんが作ってくださった、すてきな巣箱。
鳥が入るかどうかは、穴の大きさが重要みたいですが、煙突付きのデザインも、きっとシジュウカラの心をつかんだのでしょう。

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苦労して、窓越しにやっと1枚撮れました。
羽毛のような、赤ちゃんのベッドに使うものを運び入れて、出ていく奥さんです。
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こちらは、ジョウビタキのメス。
オスのほうが、オレンジや茶色が入って鮮やかな色をしています。
サイズ的に巣箱に入れないのか、羨ましそうに夫婦で見ていました。
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ジョウビタキは人なつこく、あんまり逃げません。
わたしとも割と仲良くしてくれています。



ハナハウスができたばかりのころ、わたしが土を耕す作業ばかりしていて、度々土の中にいる虫の幼虫をうっかり掘り出すので、飛んできてよく食べていました。
しまいには、わたしがスコップを持って庭に出てきただけで、「虫が食べられる!」と、近くに来ていました。
(当時のブログでは、ピー沢さんとして紹介)
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2年くらい前、庭のベンチにぼんやり座っていたら、この鳥が肩にとまりました。
木だと思ったんでしょうか(笑)。

シジュウカラの旦那さん


シジュウカラの旦那さんを激写しました。
奥さんが巣作りをしに巣箱に入る間、こうして少し離れたところから周り全体を見て、少し威嚇するように鳴いています。
男女の役割分担がおもしろいですね。
本では鳴き声について「ピーツク ピーツク」と表現されていますが、「ピッキュ~ ピッキュ~」と聞こえます。

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「敵なし!敵なし!嫁、注意して入れよ!気に入った部屋を、自分で作れ!」

奥さんは、羽毛や犬の毛を運び入れて、ふわふわの赤ちゃんのベッドを作っています。
なこの毛があったらよかったのに・・。








胸の黒いネクタイが太いのが、オスです。
ネクタイなんてつけて、フォーマルな感じの鳥ですね。
サラリーマンみたい。
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メスが出てきたら、一緒に飛んでいきます。
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サラリーマンSP、任務終了!










こちらは、街中の電柱に巣作りを始めてしまった、カササギさん夫婦。
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こちらは、巣作りが共同作業のようですね。
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「あなた~、いい枝見つけたわよ♪」












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「わたし達のおうち、だいぶできてきたわね・・」





この巣は撤去されてしまうのでしょうか。
電柱を大木と思って、「ここはちょうどいいわ!」と作り始めたのでしょう。
こんなに一生懸命作っているのに、撤去されてしまったら、とても気の毒ですね。


赤ちゃんの誕生はもうすぐ?

春の雨が続いて、しばらくシジュウカラの夫婦を見かけませんでした。



風も強く、巣箱が落ちないか心配しましたが、去年のゴールデンウイークから1年間、この巣箱はびくともしていないので、きっと大丈夫でしょう。





時期的には、そろそろ卵を産む時期。
メスは毎日一つずつ卵を産んで、10個くらい揃ってから、卵を温め始めます。
出入りしないのは、中にいるからなのか?
そっと近づいても、物音はしません。




雨漏りでもして、巣作りを断念したのか・・。
そう思った頃、久しぶりにシジュウカラの夫婦を見かけました。




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メスです!
緑が生い茂り、見えにくくなりましたが、その分、わたしが見ていても、前ほど警戒していない気も。










一方、オスは、いつもの楓の木から警戒中です。
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「に、人間が、窓から見てるぞ!嫁!もっと慎重に動け~」
ハラハラ。










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いろんな方向を忙しくチェックして、メスを見守ります。
「大丈夫か!早く出て来いよ!」


オスのほうが警戒心が強くて、慎重なようですね。
わたしが窓からずっと見ていたら、一度巣箱付近まで飛んできました。
いざとなったら、メスを守るのでしょう。









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「もう少し、巣を手直ししなくちゃ・・」


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ふわふわを持っているところが撮れました。
どこのわんちゃんの毛かな?
赤ちゃんの誕生が楽しみです。












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部屋のうしろには森があり、いろんな鳥が来るのが見えます。
キジを見たときはびっくりたまげました。

ここではありませんが、近くで初めて野ウサギも見ました。










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この人は、誰だろう・・。





追記
4/6のお昼、こっそり覗いたら、メスが卵を温めていました。
うう~楽しみ!




シジュウカラ その後

もう、春も通り過ぎ、初夏ですね。



庭や、森の緑も、日に日に茂っていきます。
若葉がきれいですね。
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ホオジロさんも、さえずっています。
口がかわいいですね。
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「ピロピロ~🎶 ここは私のなわばりよ~🎶」






さてさて、シジュウカラ夫婦はあれからどうなったのでしょうか。

冷たい雨が降ったりして、夫婦を見かけない日も続いたので、心配していました。
オスはめっきり見送りに来なくなりました。
メスが卵を温めながら、時々エサを探しに、一人で巣を出ていきます。




大きいヒヨドリがギャーギャーと言って巣のそばまで来るし、スズメは巣を覗くし・・。
なんか、ネコタンも巣の下を歩いているし・・。
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自然界は、常に危険と隣り合わせ。
いつなにが起きるかわからないし、もしも無事に巣立つことができたら、それはとても幸運なことなのだと思いました。
それに、巣を狙う動物も、自分が生き、子供を育てることに必死なのでしょうから・・。

野生動物の観察って、いろんなことを考えさせられます。






そして、4月20日。
ずっと姿を見せなかったオスが、小さな虫を持って巣箱に入りました。
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シジュウカラは巣作りも、卵を温めるのも、メスが一人でします。
メスの抱卵中、オスがエサを持ってくることもあるようですが、この夫婦では一度も見たことがありません。
見守り、付き添いに徹してきたオスが巣箱に入ったということは、赤ちゃんの誕生を意味していると思われます。

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メスは巣箱の中に入って、ヒナのお世話をしているようですが、オスはこのように尾を出したまま頭だけ入って、エサを渡しているようで、渡したらすぐに出ていきます。







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「さっ、嫁、子供のために働くぞ!」



今までメスと比べると、働く姿が「見守り」と少し地味だったオス・・(いやいや、それがあるからメスも安心していたのでしょうけど)。
お、お父さんになったのね~(泣)。
お母さんと入れ替わりでエサを運ぶ姿は、胸を打ちますね。







お母さんは巣箱の中でお世話をしているようで、今はほとんどお父さんがエサを持ってきます。
胸のネクタイが太いので、オスとわかります。
運ぶのは、まだ小さい虫。
ヒナの口も小さいのでしょう。
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お父さん、左見て・・。









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右見て・・・。








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前見て・・・。







あ・・。
CIMG0320 - コピー - コピー「・・・」

目が合ってしまい、お父さんが逃げました。
ごめんなさい。
大事な時期、写真は控えますね。








わたしは4年前に、この木をここに植えただけ。
そして1年前に、巣箱を取り付けただけ。

あとはすべて、なるようになったこと。
鳥が出会い、夫婦になり、葉が茂り、二人が巣箱を見つけて、雨の日や、風の強い日もあったけれど。
今日までたまたま危ない目に遇わず、命は続いてきました。



4月20日生まれの赤ちゃんたちが、無事に巣立つことを願いながら、そっと見守りたいと思います。

シジュウカラ子育て中。

シジュウカラの雛が生まれてから9日。





雛が孵ったばかりの頃は、お母さんは主に巣箱にいて、お父さんがお母さんのエサも運んできていました。
巣箱の前でお母さんにエサを渡したらすぐに飛んでいきます。

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「お父さんまだかしら~?子供たちお腹空かせてるわよ~」
この時期はよく、お母さんが巣箱から外を見ていました。








何日か経つと、両親でエサ取りに出るようになりました。
雛の姿を見ることはできませんが、両親が持ってくる虫が、日に日に大きくなっていて、中にいる雛が成長していることがわかります。

(ごはんのメニュー)
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父「ほうら、ごちそうだぞ🎵」


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母「おいしい虫よ🎵」


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父「父さんのもすごいだろ🎵」






たまに、そんな大きな虫食べられるのかしら?というほど大きいものもあります。

雛はエサを食べるとすぐ、フンをするそうで、エサを与えた親はフンをくわえて出てきます。
巣は臭いで襲われないように、いつもきれいにしてあります。







そんな中、ちょっとした事件が・・。
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「奥さ~ん!僕と結婚してください🎵」ツツピ~ツツピ~🎵




関係ないオスがお母さんを見初めて、羽を震わせて求愛しています。
なんだか、泥沼な展開に(苦)。









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「な、なにあの人・・。お父さん~(苦)。」固まるお母さん。

普段、夫の声には首をかしげて反応するお母さんですが、このときは隠れるようにして固まっていました。
オスが姿を消すと、巣箱にも入らず一旦遠くまで逃げました。

子育て中の人妻に声をかけるなんて!

お母さんは最近、子育てが大変なのか痩せてます・・。






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最近お母さんが、エサを持ったまま巣箱の前で羽を震わせることがあります。
求愛行動だとしたら、「かわいい子供たち!」という感じなのでしょうか。




巣立ちまであと1週間ほど。
どうか無事で。

シジュウカラの巣立ち

シジュウカラの巣立ちは、孵化から16~20日と言われています。



お父さんが小さな餌を運び始めた日を、孵化した日として、最短で5月6日ということになりますが、もしかしたら前日、わたしが不在だった間に餌を運び始めた可能性もあるので、5月5日から注意しておこうと思っていました。





巣立ちが近づくと、お父さんとお母さんは、エサをすぐにやらずに遠くから見せて、鳴いて、ヒナたちに外の世界を見せ始めます。


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お父さん






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ホオジロ「ラララ~🎵」
こちらは、楽しそうに鳴いているホオジロさんを横に、電線の上から真剣に巣箱を見つめるお父さん。
アリとキリギリスのようですね(笑)。







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お母さん

お母さんは、エサも持たずに、巣箱の前にいる時間が増えました。
ヒナたちの巣立ちのタイミングを考えているのでしょう。
巣立ち直前は、多くの天敵が雛を狙っています。
巣箱にいるほうが安全なのか、出てきたほうが安全なのか・・。



餌を持ってくるときは「ピイ!」と鳴いて、子供たちに知らせ、外を見せます。
巣箱の前で羽を震わせて、飛び方を教えているようです。






5月4日、わたしは5時半から観察を始めました(ヒマ人~)。
巣立ち直前になると、親たちがエサを運ぶ回数がとても増えて、1分に1回くらいと聞いていましたが、この巣箱では、そこまで多くありません。
ヒナが8羽ほどいるとそのような頻度になるようですが、おそらくここでは、ヒナの数がそこまで多くないのだと思いました。
推定4~5羽・・?



しかし、巣立ちの際、エサでつろうとしているのか、身軽に飛び立つ為の調整なのか、ごはんを減らされているようなヒナたち・・。
がまんできずに顔をだしました。
初めて見るヒナでした。

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「おとうさ~ん!おかあさ~ん!ごはん~~!」


この頃にはとても大きな声で鳴くので、親たちもヒナが天敵に見つかることを恐れているようです。
何しろこのヒナたちは怖いことなんて知りません。
ホオジロさんや、時にはヒナを襲うことがあるスズメの声にも反応して、「ハ~イ!ぼくここにいま~す!」なんて大きな声で返事をするものですから(笑)、親たちも気が気じゃないでしょう。




お父さん雛
お父さん「シーッ、まだ出てきちゃいけないよ・・」

お父さんが慌てて餌を持ってきました。
まだ巣立ちのタイミングではないようです。







そして、5月5日の子供の日。
昨日1日観察した甲斐もあって、巣立ちのタイミングがわかりました。
それまで、お母さんは巣箱の目の前のとまり木に立つとき、巣箱の方向を向いていました。
でもその時は、進行方向を見ていたのです。
「巣立ちだ!!」そう確信したわたしは、カメラを構えました。




お父さんは電線あたりから鳴いて、お母さんは巣箱の少し前からエサを見せて、子供たちを外の世界に誘います。
お母さんの声は優しく、そして時に厳しく。
「出てこないと、生きられないのよ!出てきなさい!」と言っているような強い鳴き声の時もあります。
そのすべてに愛情を感じます。



さすがに1羽目はなかなか決心がつかず、戸惑っていましたが・・。


巣立ち1
「こ、こわいよ~」



お父さん、お母さんの励ましを受けながら、ついに・・。
巣立ち①
「えいっ!」

飛んだ~!!
大興奮です!!





2羽以降は比較的早く出てきました。
巣立ち②
「よいしょ、よいしょ」
この子はすごく太っていて、もう少しで巣箱から出られなくなったのでは?と思いました。






3羽目。
シジュウカラはとてもきれい好きで、ヒナが飛び立つ時に落としたフンも、お母さんがくわえて捨てに行きます。

巣立ち③
「お、おかあさ~ん!」
この子はお父さん似ですね。



先に巣立った子は、少しずつ移動して、お父さんとお母さんはその子たちも見ながら次の子を誘導し、大わらわです。
巣立った子を木に誘導して、またエサ取って、フン捨てて、巣箱の前で誘い出して・・。
こんなヨチヨチの、まだ飛べない子、天敵はいつも狙っています。

4羽目。
巣立ち④
「まって~おかあさ~ん!」


1羽目のヒナが巣立ってから、最後の子が出るまで約4分でした。
遊びに来ていたお友達と、タイミングよく3人+2パグで見ることができました。


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「こ、ここは・・」
後頭部のポヤポヤの毛がかわいい!!








しばらく、両親の声とヒナたちの声で大騒動していましたが、そのうち声も聞こえなくなって、みんなで森の中に消えていきました・・。
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姿は見えなくても、声が聞こえなくても、すぐそばの森の中にいる・・。
それはなんだか、なこも同じであると言われているような気がして・・。




これでお別れだけど、お別れじゃない。
これは確かに、始まりなのだ。
そう感じた、感動の巣立ちでした。







しかし、この話には続きがあって・・。
巣立ちの翌朝、早く目が覚めたわたしは、「もう今日から来ないんだな・・」と思いながら、巣箱を見ました。
すると、なんとおかあさんが巣箱の前で、羽を羽ばたかせています。
しばらくすると、今度は虫を持ってきて、巣箱の中に見せているのです。

昨日みんな巣立ったはずなのに・・!


耳を澄ますと、中からピーピーという鳴き声(おそらく1羽)と、巣箱からコツコツという音が聞こえてきます。
もう1羽残っていたのです。

お母さんは巣立ちを促す行動をしていましたが、やがて飛び去って行きました。
そして、もう戻ってきませんでした。

中にいるヒナは、ごはんももらえず鳴いています。
このヒナは、どうなってしまうのでしょう。
その日、何度も見ていましたが、お父さんもお母さんも来ている様子はなく・・。
夕方、ヒナの声は聞こえなくなっていました。

先に巣立った4羽だって、天敵に狙われてとても危なっかしい状態のはずです。
お父さんやお母さんは、そちらにかかりっきりなのでしょう。
お母さんが、この子の巣立ちにかかりきりになっていたら、4羽はその間に命を落とすかもしれない・・。

お母さんは、この子を置いていくことを選んだのだ。
わたしは、かわいいヒナを置いていく親の気持ちを考えると、泣けて泣けて仕方がなかった。
巣箱を開けてヒナを育てたいとも思ったけれど、そんなことをして生き残ったとして、エサの取り方や野生で生きていく方法を、だれが教えることができるだろう・・。
親が育てるしか、この子が生きる道はないのだ。

これが、野生の厳しさなのだ・・。


その後も親鳥を見ることはなく、次の日巣箱からは何も聞こえませんでした。
わたしは、万に一つ、巣立ちの可能性がある期間は巣箱をそのままにして、ついにある日、巣箱を開けることにしました。

きっと中ではヒナが死んでいるから、この両親や兄弟と過ごした木の下に埋めてあげよう・・。
感動の巣立ちで終わったはずだったのに、やはり自然は厳しい・・。
そう思い、とても緊張しながら巣箱を開けました。


すると・・。




ヒナは、いませんでした。
全員が、巣立っていました!!





嬉しくてたまりませんでした。
親鳥がいつの間にか迎えに来たのでしょう。
親鳥は、1羽残されたヒナを、見捨てなかったのです。



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巣は、出して初めて見ました。
無精卵なのか、孵らなかった卵がひとつだけあって、それは、残っていたヒナが、ヘビに飲まれたわけじゃないことを示しているようでした(あの後ヘビが来たのなら、卵も飲んでいくからです)。

フンひとつない、きれいなきれいな巣でした。
どこから持ってきたのか、犬の毛や、オレンジや青の毛糸、結び目のある白い糸(なんか縁起がいいですね)も材料になっていました。


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ほっとして、感動して、すごくすごくいい気持ちでした。




雨の日も風の日も、ヒナを守り、育てたシジュウカラの夫婦。
最終的にはヒナが自分一人で生きていくため・・。
優しさと厳しさを併せ持つ、深い愛情を感じました。


これからは親子で1か月ほど暮らし、エサの取り方や様々な生きていく知恵を教わって、自立していきます。



シジュウカラの卵が産まれて、巣立ちに至るのは40~83%。
巣立ち鳥の平均寿命は10か月。
成鳥になれた鳥の平均寿命は1年5か月と書いてありました。

そんなにも、野生の世界は厳しいのです。
短い(人間からすれば)一生、迷う時間もなく、生まれたら生きるのが当たり前。
そんな、強く優しく潔い、シジュウカラの暮らしを見せてもらった約2か月間。



シジュウカラは、野生の鳥。
わたしにできることは、何にもありませんでした。
ただ、見ているだけでした。



それでも、心はたくさん揺さぶられて、いろんなことを感じました。
花につく虫はいやだと思っていたけど、その虫でこんなにかわいいヒナが育っていくこと。
この世界に、いらないものなんて、ひとつもないんだってこと。

そしてシジュウカラを狙うものたちも、生きていかなければならないこと。




ありがとう、シジュウカラの家族たち。
元気に生きてくれることを、願ってやみません。




(おまけ)
シジュウカラの巣立ち後、次のペアが入居したいと考えていたようで・・。
わたしが巣箱を取り外した翌朝、夫婦で見に来て、オスがメスを待たせて、巣箱のところに来て、びっくり仰天!!
「巣箱がない!!確か、この前までここに・・」
とピッキュ!シャシャ!と鳴いて去っていきました。
メスを連れてきて、「ぼくたちの新居だよ~見て~」と来たのに・・。
恥をかかせてしまいました(苦)。

洗って干して、もう取り付けたよ~。





長文を読んでくださって、ありがとうございました。

あいたくて

シジュウカラを見つけるたびに、うちに来ていた家族だろうか、と思いを馳せます。
以前は声で、お父さんか違うオスか、聞き分けができていたのに、もうよくわからなくなってきました。

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お父さん?









うしろの森をよく観察してみると、大人のシジュウカラはとても生き生きと動いていて、庭で見た姿は、野生の世界のほんの一部だったのだと思いました。




大人単独ではこんなに大きい虫を、足で押えながら食べていました(ヒョエ~)。
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巣箱に運ぶ虫もけっこう大きかったけど、あれでもヒナ用のサイズだったんですね。








そんなある日、キャキャキャキャ・・と巣立ちヒナの声がするので探してみると・・。
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「にんげんだ!きをつけなくちゃ!」



いました!
ずいぶん大きくなったけど、まだ色の薄い巣立ちヒナが、親と一緒にクマザサの茂みにいました。
巣立ちの日、消えていった場所です。
大きさからして、うちの巣箱から巣立った子ではないでしょうか。


親ほどではないけれど、前よりも飛べるようになって、わたしを見つけるといっちょ前に、「シャシャシャ」と警戒の声を出しました。(大人のようにピーツツとはまだ言えないらしく、キッキューとか言ってます 笑)
すごい!成長している!
よく見えませんでしたが、3~4羽で一緒に飛んでいたので、あの親子なのかもしれません。
無事に育っていたんですね。
再会に感激です。

でもこの子たちも、そろそろ親元を離れて、独り立ちの時期です。












ここ数年、お別れ続きだったハナハウスで、鳥の赤ちゃんが生まれて、本当にうれしかった。
生きものって、死ぬだけじゃなくて、ちゃんと生まれてくる。

それがわかったから、わたしはもう、寂しくありません。
お空へ行ったかわいいあの子たちにも、いつかまた会えるでしょう。




わたしも勇気を出して、またいつか必ず犬を迎えます。




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        あいたくて
                       工藤直子

 
         あいたくて
         だれかに あいたくて
         なにかに あいたくて
         生まれてきた──
         そんな気がするのだけれど

         それが だれなのか なになのか
         あえるのは いつなのか──
         おつかいの とちゅうで
         迷ってしまった子どもみたい
         とほうに くれている

         それでも 手のなかに
         みえないことづけを
         にぎりしめているような気がするから
         それを手わたさなくちゃ
         だから

         あいたくて





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ハナハウスより、愛を込めて。

なこの庭へようこそ。



今年も、なこの庭に設置した巣箱で、野鳥が巣作りを始めました。


シジュウカラ。黒、白、グレー。
1シジュウカラ


ヤマガラ。こちらは黒、茶、白。
ヤマガラ2




この巣箱は、とても人気があって、今年は特に争奪戦のようです。
秋からシジュウカラが覗きにきているのを目撃していたのですが、最近ヤマガラが来るようになって、揉めているのを、よく見ます。



シジュウカラのメスが、綿のようなものをくわえて入っていたので、巣作りをしていることは確かなのですが・・。



巣箱の中に、メスはさらにふわふわのベッドを作り、卵を産む準備をします。
これは3年前、ヒナの巣立ち後に出した巣箱の中身。
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夏の間、集団で行動しているシジュウカラは、秋からカップルとなり、巣を探し始めます。
じっくり物件を選んで、決定した巣に、春からメスがひとりで巣作りを始めます。
メスがひとりで来ていることはなく、必ずオスは少し離れた木から見守っています。


シジュウカラは、ここに住んでいるのではなく、「産院」としてだけ巣箱を使うのです。
なこに庭には、産院があるということです(笑)。




ヤマガラもシジュウカラも、よく似ていて、巣箱の使い方はほぼ一緒のようです。
ただ、違うのは、シジュウカラは子育てが済んだら解散して、毎年新たな相手とカップルになるのに対し、ヤマガラは生きている限りずっと同じ相手といるのだそうです。
野生動物が、子孫繁栄していくために、ベストなスタイルはそれぞれなんでしょうね。
ロマンは別としても、おもしろいですね。




3年前、なこの庭からシジュウカラのヒナが巣立っていったので、やはり初めはシジュウカラへの思い入れが強かったのですが(あの時の子達かもしれないし)、野生の世界ではなるようにしかならなくて、やはり強いものが生き残るのでしょうから、黙って見守ることにしました。


野生動物は、強いものが残ります。
植物は、変化できるものが、残るのだそうです。
人間は、それだけじゃないんですよね。

うーむ、深すぎて、庭を観察していると色々考えます。
お好きじゃないかもしれませんが、「寄生獣」は、深すぎて深すぎて、わたしは一時すごくはまりました(映画よりアニメのほうがよかったです)。
本能とか、優しさとか・・。
ミギーは言っていました。
「結局、人間は暇なんだよ」





話は変わりますが、パグって野生では絶対生きていけないですよね。
警戒心がないから、すぐつかまりそうだし、けっこうオッチョコチョイだし、シワも自分では拭けないし(なこはステレオや壁の角を使って自分で拭いてましたけど)。
お世話を受けて、助けてもらって、生きていく。
生きているだけで、価値がある。

パグは人間に近いいきものなのでしょうね。




Appendix

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プロフィール

まい

Author:まい
福岡県に住んでいます。                   自然がいっぱいのハナハウスに                なこと暮らしています。 

なこ

PA0_0531_convert_20100523170349③
2010年5月1日、ハナと同じ所                  から、黒パグの菜子(なこ)を迎え                  ました。この日を誕生日に。名前は、ハナの「ナ」をもらいました。    7歳です。                        5.9kgです。                          好きな食べ物:バナナ、パン    趣味:園芸  毎週火曜日に、犬の中学に通っています。植物係です。好きな教科:体育            現在お休みしています。        2012年7月7日、お星様になりました。享年7歳。

ハナ

PA0_0052_convert_20100523170551.jpg
5.6キロのちびパグ ハナです。  誕生日:うちに来た11月3日。                理想のタイプ・・・ムシャさん。    将来の夢は、空を飛ぶことと、コーヒーショップの店員でした。           2010年2月17日、8歳で虹の橋へ。 今は天国でふかし芋を食べています。

ももおばあちゃん

1211679305.jpg
2007年2月、知人より、                     10歳だったももおばあちゃんを                   預かりました。                           同年9月24日、虹の橋へ。                     わたしの人生の転機となった、重要人物。口癖:「まいちゃんは、もっと女らしくしないと」特技:無駄なジャンプ。        

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